どうして血管内焼灼術が選ばれるの? | 神戸市中央区の下肢静脈瘤治療専門・日帰り手術なら

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どうして血管内焼灼術が選ばれるの?

どうして血管内焼灼術が選ばれるの?

「どうして血管内焼灼術が選ばれるの?」

 

なぜ血管内焼灼術がこれだけ選ばれているのでしょうか?新しい治療と聞くと全てにおいて古いものより良さそうに感じますが、実際のところはどうなんでしょうか?ここでは、血管内焼灼術の優れた点を整理したいと思います。

 

私たちが治療法を評価するときには「治療の効果」と「体への負担」を軸に考えます。「治療の効果」とは、手術の成功率や、どの程度症状が改善できるか、再発の頻度などを指します。一方で「体への負担」には傷の大きさ、生活制限に合併症の頻度・程度などが含まれます。当然ですが「治療の効果」が大きくて「体への負担」が小さければ最高の治療となりますし、逆であれば最悪の治療です。

 

「治療の効果」については実は血管内焼灼術はとても優れています。焼灼された伏在静脈の99%以上がしっかりと閉塞することが報告されています。最初は血管が太い例などで治療効果が疑問視されていましたが、機器や技術の進化に伴って血管が太くても確実に治療できるようになりました。もちろん治療が不成功に終わったり早期に再発したりという例も報告されていますが、個人的な見解としては、それらの失敗の原因は治療方針のまずさや治療技術の不足だと考えています。だいたい機械ってそうなんです。使う人間さえ判断を誤らなければ、血管内焼灼機器の性能が原因で治療が失敗に終わることはまずありません

 

「体への負担」については、まずまず優秀といったところでしょうか。同じ伏在静脈を対象とした静脈抜去術と比較すると傷の大きさや痛み・生活制限に関して明らかに優れています。血管内焼灼術なしに日帰りでの下肢静脈瘤治療がこれだけ普及することは無かったと思います。ただ、治療後の不快感はそこそこあります。具体的にいうと、熱によって変性した伏在静脈は瘢痕という硬い組織に置き換わった後にゆっくりと吸収されるのですが、最初に熱が加わった際や瘢痕に置き換わる過程で少し短くなることがわかっています。その短くなった「元」伏在静脈がつっぱり感の原因となります。

レーザー治療・カテーテル治療というと、とても楽な治療のように聞こえます。間違ってはいませんが、「静脈抜去術より楽」というのが正解で、治療後に何も感じないわけではありません。

 

このように、伏在静脈への血管内焼灼術はその他の治療法と比べて「治療の効果」「体への負担」の両方で優れており、現在のところは最良の選択肢であると言えそうです。

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