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2026.07.13
「徹底討論 下肢静脈瘤の疑問」
下肢静脈瘤の治療について、ずっと疑問に思っていたことがあります。「本当に、下肢静脈瘤の治療は進歩しているのか?」
もちろん、血管内焼灼術や血管内塞栓術によって以前より少ない侵襲で治療が行えるようになったことは事実です。ただし、この10年ほどはそういった道具の進歩にばかり注目が集まり、静脈瘤という病気の本質に関わるような議論は蔑ろにされてきたような印象です。
新しい道具を上手に使うことは間違いなく重要なことで、決しておろそかにはできません。しかし、下肢静脈瘤の診療全体を考えた時に、それらの道具が関わる部分はかなり限られます。診療全体を進化させるためには、根本的な静脈瘤と疾患の理解を深める必要があるのです。
こういった考えは今回の大会長を務められた小川先生も同じだったようで、根本的な部分での議論を含めたセッションを企画するように依頼を受けました。とても名誉なことであり、やる気に溢れて企画を考えました。
結果的には、部分的にはとても盛り上がり、そうでない部分もあり、といった感じで満足と共に反省点も残りました。
ですが、そういった基本的な事項に関して理解を進めない限り、静脈瘤の診療は進化しないと考えておりますので、今後も機会があればこのような企画を積極的に提案していこうと思っています。




