下肢静脈瘤の治療法|日帰り手術なら神戸の専門クリニックへ

  • 下肢静脈瘤の治療法

  • 治療の必要性

    下肢静脈瘤は決して生命に関わるような疾患ではありませんし、病状の進行も非常にゆっくりですから、“絶対に治さないといけない”というようなことはありません。
    ただ、自然に治ることもありませんし、ゆっくりと悪くなることもわかっているので、下肢静脈瘤によって何か困っていること(外見・身体症状・皮膚症状など何でもです)があるなら、その症状を取り除くために治療を選択します。

    あなたは重症?・・・
  • 治療法の選択

    前に挙げたように、そもそも下肢静脈瘤には多くのタイプが存在し、さらに患者さんが治療を受ける理由も人によって様々です(ボコボコを綺麗にしたい、立ち仕事での重だるさをなんとかして欲しい、夜明けに足が攣るのが困る、皮膚炎が辛いなど)。
    さらに、患者さんの年齢・性別・仕事・治療への熱意など治療法を決める上で重要なことはたくさんあって、先程あげた再発の問題も含めると一人一人でオーダーメイドのように治療法を決めているのが実状です。
    当院ではその複雑な内容をできるだけわかりやすくお伝えし、患者さんも納得できる治療を提供することを目指しています。
    以下では、その治療法を順に説明します。

圧迫療法

弾性ストッキングや包帯によって脚を外から圧迫することで、筋ポンプ作用を助けることが出来ます。
材料だけ購入すればいつでも気軽に始めることができる手軽な治療にも関わらず、下肢静脈瘤の症状を緩和することができ、皮膚症状なども目に見えて改善させるなど状況によっては強い効果が期待できるのが長所です。
他にも下肢静脈瘤が無いのに脚のだるさを感じる方や深部静脈不全を持っている方には良い選択肢です。
ただ、個人差がありますが、着脱の不便さや着用時の不快感を感じる方がおられ、着用法によっては期待した効果が得られないことが短所です。

弾性ストッキング

圧迫療法を科学する

硬化療法

硬化剤と呼ばれる薬剤を静脈瘤に注射し、血管の壁にダメージを与えることで、不要な血管をなくしてしまう治療です。
注射だけで可能な治療ですから、手術よりも怖くないこと、複雑な形態の血管にも対応しやすいことが長所です。実際に硬化療法でしか対応できない血管も数多くありますので、用いる機会の多い治療法です。
いっぽうで血管への影響力が血管内焼灼術やその他の手術と比べて弱いので、治療後にはしっかりとした圧迫療法が必要になったり、複数回の治療を要したり、再発の可能性が高かったりと効果の面では手術にやや見劣りします。

硬化療法

クモの巣状静脈瘤をあきらめない!

静脈抜去術

ストリッピング手術とも呼ばれることがあります。血管内焼灼術が普及する以前は中心となっていた治療法です。
みなさんが手術と聞いてイメージされるような、いわゆる“手術”で、皮膚に傷をつけて目的の血管にワイヤーを通して引っ張り抜く治療です。
このように言葉で表現すると怖く感じてしまいますが、実は術者の腕によってはそこまでひどい治療ではありません。
それでもやはり血管内焼灼術や静脈塞栓術のほうが優れている点が多く、行われる機会は非常に少なくなりました。

血管内焼灼術

治療したい血管の中にカテーテルを入れて、血管を内側から加熱して破壊する治療です。
加熱するための熱源としてレーザーを用いる機種と高周波を用いる機種があります。
加熱された血管は即時に閉塞し、数ヶ月かけてゆっくりと吸収され消失します。いずれも同等に治療効果は高くかつ安全性にも優れているため、現在では下肢静脈瘤の標準的な治療法となっています。
ただ、血管内焼灼術を行うことのできる血管は限られており、これだけですべての患者さんのすべての部位に対応できるわけではなく、他の治療との最適な組み合わせを探す必要があります。

下肢静脈瘤の仕組みとレーザー治療

血管内焼灼術の進化

血管内塞栓術

治療したい伏在静脈にカテーテルを入れて、静脈内に注入した接着剤で血管を詰まらせる治療です。血管内焼灼術と比べて、さらに術中・術後の痛みが少なくなることが期待されています。
さらに、熱を使用しないことから治療する血管の周囲で神経損傷などの合併症を生じる可能性も極めて低く、今まで血管内焼灼術が行いにくかった部位へも応用することが可能です。世界で10万例以上が行われ安全性が確認された後に、2019年に日本でも承認されました。
血管内焼灼術と同様に全ての静脈瘤に適応できるわけではなく、やはり手術は他の方法と組み合わせて行うことが一般的です。

静脈塞栓

スタブ・アヴァルジョン法

皮膚に小さな針穴を開けて、そこからボコボコとした血管を取り出す治療です。
血管内焼灼術や静脈塞栓が苦手とするタイプの血管が対象となるため、それらの治療と組み合わせて行われることが多い治療法です。

スタブ・アヴァルジョン法

下肢静脈瘤の手術において、伏在静脈と側枝静脈を同時に処理することで術後の症状や再発の頻度を改善できることが明らかになっており、当クリニックで目指している再発の少ない治療を実現する上で欠かせない治療です。
慣れない術者が行うと血管が取れなかったり・傷が大きくなってしまったりと思わしくない結果に終わることも多いことから、この治療を行っていない施設もあるようですが、「再発を減らし、美しく治す」ためには欠かせない手技であり、自ら実践するだけではなく、学会でのセミナーや論文などを通じて全国の医師へ知識・技術の提供を行っています。

スタブ・アヴァルジョン法症例

やまもと静脈瘤クリニックのご案内

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